【Excel】基準セルからm行n列移動したセル範囲を取得|OFFSET関数の使い方

Excel_OFFSET_図1

OFFSET関数を使うと、基準セルから m行 n列 移動した位置のセルを取得できます。

構文

= OFFSET(基準セル,移動行数,移動列数,高さ,幅)

Excel_OFFSET_図2

基準セル

基準は1つのセルだけでなく、範囲で指定することもできます。
範囲で指定した場合、一番左上のセルが移動の基準になります。

Excel_OFFSET_図6

移動方向

行の移動について、下方向のときは正の値、上方向のときは負の値を用います。
列の移動について、右方向のときは正の値、左方向のときは負の値を用います。

Excel_OFFSET_図11

 

高さ・幅

移動した先の範囲を指定します。
高さ、幅は省略可能です。
省略した場合、基準のセル範囲と同じ高さ、幅が使用されます。

 

例①|1つのセルを取得

Excel_OFFSET_図8

基準セル(B3)から3行2列移動し、高さ1行、幅1列つまり1つのセル(D3)を取得します。
この例では、セルC11に「= OFFSET(B3, 3, 2, 1, 1)」を入力しています。

例②|範囲を取得

高さまたは幅が1より大きい場合、”範囲”が返されます。
したがって、1つのセルに ”範囲を返すOFFSET関数” を入力しても、エラーになります。

Excel_OFFSET_図9

範囲の取得は、他の関数と組み合わせるときに使います。
以下の例では、SUM関数と組み合わせています。

Excel_OFFSET_図10

基準セル(B3)から 3行 2列 移動し、高さ4行 幅2列の範囲(D6:E9)を取得、合計を算出しています。
この例ではセルD14に「= SUM(OFFSET(B3, 3, 2, 4, 2))」を入力しています。

まとめ

OFFSET関数を使うと、基準セルから m行 n列 移動した位置のセルを取得できます。

構文

= OFFSET(基準セル,移動行数,移動列数,高さ,幅)

 

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