エクセルのMATCH関数と INDEX関数を使えば、「検索に一致したセルの隣のセルの値」を取得できます。
また、すぐ隣でなく離れたセルも取得できます。
例を用いて説明します。
以下のような表があったとします。
元号と、その開始年の表です。
この中から「昭和」を検索し、隣にある「1926」を取得します。
MATCH関数による位置の取得
まず、MATCH関数を用いて「昭和」が上から何番目にあるかを求めます。
構文
= MATCH(検索値, 検索範囲, 検索方法)
「昭和」が上から3番目にあることがわかります。
ちなみに、構文の3つ目の引数「検索方法」には、以下の3種類があります。
検索方法 | 動作 |
---|---|
1または省略 | 検索値以下の最大値を検索します。 |
0 | 検索値と等しい最初の値を検索します。 |
-1 | 検索値以上の最小値を検索します。 |
例では「0」を使用しています。
INDEX関数による対応値の取得
次に、INDEX関数を用いて取得値の範囲内で上から3番目にあるセルの値を取得します。
構文
= INDEX(取得値範囲, 位置)
「1926」が得られます。
1つの式にまとめる場合
1つの式にまとめることも可能です。
構文
= INDEX(取得値値範囲, MATCH(検索値, 検索範囲, 検索方法))
また、他の関数を使う方法を別の記事で紹介しています。
興味があればご覧ください。
この記事の内容は以上です。